2014/06/15

ミニチュアサイズのクリエーション

 「何これ〜」と、目が釘付けになった映像






 展覧会「Le Petit Théâtre Dior(ル プティ テアトル ディオール)」が
中国の成都市で開催中。


 1945年3月、パリで最高のクチュリエたちの作品の縮小サイズ版を
展示した「Le Petit Théâtre de la Mode(ル プティ テアトル ドゥ ラ モード)」
があり、このプロジェクトの発案者はリュシアン・ルロンだったそう。

この頃クリスチャン・ディオールはメゾン リュシアン・ルロンで働いていた
ため、この展示ドレスの製作に関わっていました。

友人であるクリスチャン・ベラールとジャン・コクトーも展示室の演出と
内装に協力していたとか。

このイベントは、第2次世界大戦という中での 暗い時代を払拭する
出来事だったようです。

このプロジェクトのオマージュとして
「Le Petit Théâtre Dior(ル プティ テアトル ディオール)」
世界一周の旅へと出発、最初の寄港地を中国の成都市に
選びました。と、DiorのHPにありました。

。。。ということは、次はどこなの?
東京には来る?
知っている人がいたら教えて欲しい!!

そして、このミニチュアドレスは60体あり、厳格なトワルチェックの
もと、作られたそうです。

行程作業は ため息ものです!









 http://www.dior.com/magazine/jp_jp

2014/06/10

次世代のクリエーター


 『世界初3Dウールエンボス加工』という記事を、最近見つけた。

とっても興味がある!

できれば実際に見てみたい。

デザイナーは MEG MIURA

あれっ、知り合いじゃん!

ということで、すぐアポをとり、後日プレスルームに伺い話を聞いてきました。


早速気になっていたコートを見せてもらうことに。






 図柄は、ガイコツ模型の背骨の部分から型をとったのだそう。

 通常、ウールでエンボス加工するのは不可能とされていたけれど、それを可能にしてしまった!















これだけでも 興奮しますが、まだまだつづきますよー








 レントゲン写真を連想させるワンピース。
とても考えられています。
光沢のある表地はオーガンジーではなく、ニットを編む機械で
編まれているのだそう。
触っても、伸びないんですよー。





 
 ピンクの生地は花柄にも見えますが、ズームすると。。。

女の人がヨガのポーズ?をとっています。

こうゆうポイントも、たまりません!

オリジナルのテキスタイルです。








バックルにもこだわりが!



シルエットが美しいロングコート





 和紙とオーガンジーをボンディングした素材に、オートクチュールテクニックを
使い ハンドメイドビーズ刺繍を施した「ひとはだ」リング&ブローチ。
厚めのアクリルと合わせていて砂糖菓子のよう。




 作品を見ると、ほんとうに洋服が好きなんだなーと感じて嬉しくなった。

素材から、デザインのディテールにまで作り込んでいるのが伝わってくるから。

洋服を買ってくれた方には、できる範囲でお直しをしているという。
「自分だったら、そうしてくれたほうが嬉しいから」と、さりげなく彼女は言ったけど、なかなかできないことだと思う。

若いけれど、服作りの醍醐味をわかってる!

今後も彼女から目が離せない!!








              MEG MIURA
                                                       http://megmiura.com