2015/01/19

羊と手

三軒茶屋にあるキャロットタワ−3Fで、眞田岳彦氏ディレクション、「羊と手」の展示を見てきました。

羊をめぐる日本の作り手たちの仕事がテーマです。

北海道:牧羊 茶路めん羊牧場
岩手 :ホームスパン 岩手ホームスパン工房
愛知 :紡績 澤田毛糸企画創糸社
京都 :手芸 ハマナカ株式会社

作り手にとっての”本当の豊かさ”とは何か?

インタビューや映像で紹介しています。










・ホームスパンを通じて何を作っていますか?
「次に繋げる心」でしょうか。




・紡績を通して何を作っていますか?

「新しいもの、ドキドキする気持ち」を作ってきました。

・日本の羊毛に期待することは?

「羊毛には自然な復元力があり、手入れをすることによって
長く着用できる。又、着用することによって生まれる充実感と服への
愛着、ファッションとして羊毛製品を着こなす時代が来て欲しいと
思っています」






・手芸を通じて何を作っていますか?

「可愛いわが子」を作っています。
変化する可能性があるものを作りたいと考えています。

・京都で創業した訳は?

京都の親類のもと仏具づくりの修行をしていた祖父が、
彫刻の技術を生かして、バックの取手を制作したのが創業のきっかけです。

手芸は身近な芸術であると考えて、文化の中心地である京都ではじめました。

「手芸を通じて創作する喜びを一人でも多くの方に提供する」が会社の理念。

手による物づくりは五感を養い、生きる力になるので それをサポートするような
社会貢献をしたいです。





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 先日サンプルが上がってきたけれど、想像していたものとは
違った出来だった。。。指示の仕方に問題があったのかー
そういう場合、結構落ち込む。

インタビューを読みながら、次に繋げる心が足りなかったのか?
と、自問してみる。


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トークイベント「銀座・羊毛・商い」の話があります。

2月15日(日)14:30-16:00 会場:ワークショップAB
羊毛を素材としたジャケットやコート等の衣服、文化について、実物を見ながらトーク。その魅力について探ります。
【講師】渡辺新(壱番館洋服店 代表) 【進行】眞田岳彦(衣服造形家)

【参加費】500円/40名(先着)【申】電話かメールで(生活工房)

詳しくはこちら




2015/01/10

Reincarnation

2014/15パリ‐ザルツブルク メティエダール コレクション ショーの会場。

オーストリアで最も有名な宮殿のひとつであるレオポルツクロン城。



そして、ショーのために作ったショートフィルム 再生、生まれ変わりの意味を持つ 「Reincarnation」が話題となっていました。






カール ラガーフェルドは次のように語っています。

「シャネルのジャケットが誕生したきっかけを紹介したいと思いました。
1950年代、ザルツブルク近郊のホテルでエレベーターボーイが着用していたジャケットがその起源なのです。『Reincarnation』では、エレベーターボーイの制服が女性のジャケットとして生まれ変わり、普遍的なアイテムとなるストーリーを描いています」


「Reincarnation」はさらに、もうひとつの時代を呼び起こします。
カール ラガーフェルドが蘇らせた1950年代のある一夜は、オーストリア=ハンガリー帝国時代を想起させるものでした。

  参照元:http://www.chanel.com/#


2015/01/09

Craftsmanship

あけましておめでとうございます。

今年最初のブログは、目の覚めるようなキラキラ映像から。

シャネル 2014/2015 パリ- ザルツブルク メティエダール コレクション
アトリエによるコレクション メイキングフィルムです。





*メティエダールコレクションとは、シャネルがそのものづくりに共感し傘下に収めた、自国を中心としたクチュールアトリエの職人による技術を用いた、年に一度開催されるプレタポルテコレクションのこと。

シャネルの「Par affection」プロジェクトともいわれ、オートクチュールと並び、手のかかる刺繍やコサージュなど、アトリエの高度な技術をふんだんに取り入れたコレクションとして、2002年に初のコレクションを開催以来、世界中から注目を集めている。

 コレクションテーマは、シャネルと密接な関係にある都市を毎回設定。
 もし現代にマドモアゼル シャネルが生きていたらどのようなモードを考えたか?
をコンセプトにしている。

                      つづきます。。。