映画「モンサントの不自然な食べもの」を見ました。
トークイベントもあり、貴重なお話も聞けたので書き留めたいと思います。
内容は、遺伝子組み換え作物の開発企業としての モンサント社の実態を描いた
ドキュメンタリー映画です。
「不自然な食べもの」= 遺伝子組み換え作物(GM作物、又はGMO)のこと。
*GMO(Genetically Modified Organism)とは?
1 すべての植物を枯らせるような除草剤を撒いても枯れないように
遺伝子操作された作物。
2 植物自身が殺虫毒素をつくり、害虫を殺すように遺伝子操作された作物。
今回のトークゲストは環境問題を専門とするフリージャーナリストの天笠 啓祐さんです。
お話の内容をまとめると、
*日本人はお米よりも、トウモロコシを沢山食べていること。
(日本はアメリカから9割輸入している。アメリカで生産している
88%は遺伝子組み換え作物)
*日本人が世界中で一番、遺伝子組み換え作物を食べているのではないか?
。。。というのも、表示義務がある加工食品については全原材料のうち、
重量の割合が上から3番目までで、原材料中に占める重量が5%以上のものが
『遺伝子組み換え』であるという表示を義務づけられている。
(私たちが知る事ができる食品はごくわずか)
畜産物には『遺伝子組み換え』の表示の義務はないが、家畜の飼料を
ほぼ全量が輸入に頼っているのが現状。
*4大遺伝子組み換え作物。。。ナタネ、大豆、トウモロコシ、わた
*今できること
日々の生活の中で、原材料から料理をすることを心がけること。
(一日に3回は選択のチャンスがあるのだから)
*遺伝子組み換え作物が人体にどんな影響を及ぼすのか?
食べ物の安全性は不確実、免疫力が低下する。
*EUでは全ての原料の表示が義務化されている。
EUでは食品流通に対してトレーサビリティ法(追跡調査)がある。
残念ながら日本では、どこで遺伝子組み換え作物が混入されたのか
トレース(追跡調査)できない。
*「知る権利」運動
米国ではGMOの表示が義務づけられていないため消費者には知る権利、
食品を選ぶ権利がありません。
カリフォルニア州では市民運動により、立法に必要な数をはるかに上回る
多くの署名を集め、11月に全米初のGMO表示を義務づける法律が制定
されるのではないかと、注目されている。
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当日は満席で、関心の高さを実感しました。
「世界のタネ、食料支配、それはどんな爆弾より脅威である。。。」と
語る言葉が心に残ります。
安全性の問題よりも、政治的な力が大きいことがわかりました。
日本でもEUのように、全ての原料の表示が義務化して欲しいと思います!
農家のみなさんも、種を守る努力をしているのがわかり、そういうところから
野菜を買いたいし、応援もしたいです。
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