2012/03/18

MADE IN JAPAN

気仙沼オイカワデニム

自宅も倉庫も流され、唯一高台にある工場だけが残った。
そして、工場が避難所となり、最大で150人が避難生活を送ったそうです。
従業員の半分以上が自宅を流されてしまいましたが、全員の無事を確認。
4/4には工場を再開。

最初に工場で縫った物は、大きなバック、300枚。
それまで、何かを入れる袋がなかったから、これを避難所の人たちに配ったそうです。
避難所としての閉鎖は7/24だったという。

代表の秀子さんの言葉

デニム製品というのは、人生に似てると思います。
ほつれたら、繕えばいいじゃないですか。
人生だっておなじです。
何回でもやり直しきくのが、人生だから。

デニムって、すごく奥が深いんです。
でもわたしたちは、
技術では負けないと思ってやっています。
だって、あんなに大きな津波に流されて、ドロドロのヘドロの中から
うちのデニムが出てきたんですけれど、1本の糸も、ほつれていなかった。
それを見て、自信を持ちました。
‥‥リベットだって、ふつう錆びちゃいますが、
うちでは、特別なものを使ってましたから‥‥。

従業員さんには、いつも
「一流のデニムを縫っているんだから、ひとりずつが一流になるように」と。
「ブランドを着たり、アクセサリーをつけて 一流になるんではなくて、
こころを一流にしてくださいね」って。
だから、わたしたちの
「メイド・イン・ジャパン」の技術は、どこにも負けないと思います。

こころは、一針一針に表れます。
だから
「誇りを持って一針ずつ一針ずつ、つないでいこうね」
と話し合ってやってます。
震災のあとに、みんなのミシンの音、変わったんですから。



オイカワデニムさんは、OEMの仕事で
アメリカに20年寝かせていた生地でリーバイス501を、501本作ったり
SUGAR CANEの仕事もされています。

スタジオZERO(自社ブランド)

http://www.zerodenim.com/
・業界初、独自で開発した麻糸による縫製を実現。これによりDENIMを着用し続けることにより、退色変化による風合いが生じると同時に綿糸による縫製の倍以上の耐久性が備わることに。

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いつも東北から元気をもらっています。
物作りに対する志に感動しました。
スタジオZEROはメンズのみですが、今後レディースも取り扱って欲しいです。



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