2012/06/24
ニットのおはなし
4月末にニット工場に行く機会に恵まれ、興味津々で参加した私ですが、とても刺激を受けました。
詳しくは北村さんのブログをご覧下さい。
http://www.hathor.jp/blog_kita_001.html
私たちが見てきたこと、感じた事を共有したく
7/1に「楽しく過ごそう会」を開くことになり、先日ミーティングをしてきました。
その前に、素人なりに調べたプチ知識
*ニットって何?
織り物は布帛。編み組織のことをニットと言います。
ニットはまず、緯編み(ヨコアミ)と経編み(タテアミ)に分類されます。
緯編みは、製造工程で使用する機械が横編み機(ヨコアミキ)と丸編み機(マルアミキ)とに分かれ、横編み機からはいわゆるセーター類がつくられ、丸編み機でつくられた生地を裁断し、縫製した製品がカットソーとなります。
また、衣料品の割合は少ないですが、ネット類、レースなどをつくる経編みのための経編み機もあります。カットソーもニットに分類されます。
*作り方
一本の糸を編みながら パターンに合わせて作り上げる成型(セイケイ)と、 編んだ布地を裁断して縫製する半成型(ハンセイケイ)などがあります。
(成型の方が時間がかかります)
*ゲージって?
ゲージとは、編み機の針の密度、1インチ(通常1インチ=2.54㎝)間の編み針の本数のことを言います。例えば、3Gは2.54㎝の中に3本、10Gは10本編み針が入ります。
1.5 3 5 7 10 12 14 16 18
という数値が一般に使用しているゲージの区分になります。
5G以下(1.5、3、5Gなど)は「ローゲージ(コースゲージ)」と呼ばれ
7、8、10Gは「ミドルゲージ」、
12G以上は「ハイゲージ(ファインゲージ)」と呼ばれています。
一般的に横編で成形するにあたって、18Gまでが許容とされています。
それ以上のゲージで編まれた編地はカットされて成形されるか、丸編機などで作られます。
今回のミーティングでは、企画者でもあるTさんのお話をたくさん聞く事ができました。
*ニット事情から
・海外ブランドはハイゲージが主流で、企画としてはその中で遊べる人、頭が柔らかく新しいものを作れる人が求められる傾向にある。
・ローゲージはコレクションの中でも少ない。
・薄手のカーディガン、ワンピース、ドレスなどが好まれる。
・日本ではローゲージ、ミドルゲージが主流
・はおりもののミドルゲージ、ローゲージが売れる市場
が広い。
・日本の方が海外に比べてニットのマーク数が多い。
今回見学させて頂いた服忠さんはローゲージ、ミドルゲージの物を得意とし、全て成型でやっている工場さんです。
「楽しく過ごそう会」では私たちが見てきた工場内の映像と共に、
服忠さんの魅力や企画者であるTさんの、ものづくりに対する姿勢などをお伝えしたいと思っています。
お席に限りがございますが、興味のある方はこちらまでご連絡下さい。
info@hathor.jp
日時: 7月1日
場所: 渋谷
時間: 15:00〜17:30
費用: ¥2500
詳しくは折り返しご連絡いたします。
皆様にお会いできることを楽しみにしています。
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