2013/01/20

それぞれの道

松下幸之助「道をひらく」より

   道

 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがい のないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。

 この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

 あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。

 他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず
新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。




横尾忠則さんの「Y字路」
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 何かの拍子にクリックしたら松下幸之助さんの言葉がありました。

そして、きのうMさんとの電話でも
人の道についてのお話が。。。
”どの道を行くのか、自分で選択することが できる” と。

シンクロ!? 

ついつい後回しにしてしまう悪いクセ。
「道くさ ばっかりですみません」と
自分に謝ってみたりする。。。





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