2012/11/19

「天のしずく」を観て



   「辰巳さんの言葉」より抜粋

食ということは、あまりにも当たり前なことですので、
つい日常茶飯事の扱いになります。

でも、本当を申しますと日常茶飯ほど、
これなくしてはやれない、生きていかれないことが
多いのです。

料理は、本当に食の一端でございますが、
ですけれどもその小さな一端にありながら、
生きて行く全体に対して一つの影響をおよぼしてまいります。

食べごこちを作っていくということは、最も基本的な自由の行使。
そして料理を作ることは、自然を掌中で扱うことなのです。
それは人間にのみ許された厳粛な行為だと思います。





辰巳さんが病床の父のために作り続けたスープ。
「いのちのスープ」が結ぶ絆の物語。    



********

久しぶりに、映画館で泣いた。
今のわたしの器では、受け止められないほどの大きなメッセージでした。



辰巳さんが庭で草を摘んでいるところは、
「私の食べごろは今よ」と、
草が自らサインを出しているみたいで
融合してる〜って感じながら観てました。




いのちの目指すところは「ヒト」が「人」になること。
なろうとすること。

いのちとは時間の中にある。
「真心をこめた時間」であるか否か。
それによって、「時間の値打ち」つまりは
「いのちの値打ち」が決まってしまう。

いのちが行き着くところに、「愛」がある。
いのちの核心に「愛する」という行為がある。

愛こそが、生きること。

違いのわかる、おんなになりたーい!!











0 件のコメント:

コメントを投稿