1755年 11月2日- 1793年10月16日
在位 1774年5月10日 - 1792年9月21日
マリー・アントワネットの一生をたどりながら、洗練されたライフスタイルや
ファッションなど、彼女の愛した”美”を紹介するものになっています。
見所でもある復元されたドレスを紹介します。
シュミーズドレス(復元)
このようなシンプルなドレスを
シュミーズドレスといいます。
当時、カリブ海地方からパリに移り住んだ
女性たちが流行らせていたものでした。
この最新の流行を逃さなかった
マリー・アントワネットは、 自身のおかかえデザイナー、ローズ・ベルタンに作らせます。
このドレスは宮殿の王妃の小部屋やプチ・トリアノンなど、ごく私的な空間でくつろぐ際にのみ着られ、公の場では見られることはありませんでした。
1783年、白いモスリン(綿や羊毛で織った薄地の織物)製のシュミーズドレスを身に
つけた王妃の肖像画が、サロンで展示され
ます。
コルセットもせず、肌が透けそうなドレスに
”下着姿”と冷やかされ大スキャンダルとなり、絵はサロンから外されることになりました。
「イギリス風」ドレス(復元)
いわゆる「イギリス風ドレス」と呼ばれるもので、自然を活かした当時のイギリス風文化の流行で登場したものです。
「フランス風に比べるとレースやリボンが
シンプルで、パニエの広がりも控えめです。
素材はフランスのリヨン製の絹が使われています。
シュミーズドレスは、見た目とともに、
イギリス輸入のモスリンを使ったことが
更なるひんしゅくを買ってしまいました。
そのため、素材をフランス製にして国内の絹織物産業を支援していることを暗に示そうとする目的がありました。
おかかえ画家ヴィジェ・ルブランに描かせた肖像画の中で、シュミーズドレスのポーズを取りつつも、今度は宮廷ドレスを着た王妃として再現されてます。
引き裾の宮廷衣装(復元)
これは盛装用の宮廷ドレスで、いわゆる「フランス風ドレス」と呼ばれるものです。
左右に大きく広がるパニエ(ドレスをふくませるためのアンダースカートのようなもの)
前の部分が開いてもう一度重ねたような
デザイン、そして背には床まで届く箱ひだがあり、レースやリボンをふんだんに使うのが特長です。
胸元の大きなリボンは当時の流行でした。
マリー・アントワネットは宮廷儀礼に従って
1日に数回ドレスを着替えていました。
流行の先端にいたアントワネットの
ファッションは常に注目の的で、そっくり
真似されたり アレンジされて宮廷やパリ中に
広がり、さらには小さなモード人形が作られて外国へも伝わりました。
この絵から復元したのかも! |
つづきます。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿